核酸PCR検査のCT値について


核酸PCR検査のCT値について

新型コロナウイルス 核酸PCR検査 CT値

核酸検査のCT値とは、RT-PCR技術を介して、反応管内の蛍光がどれくらいの循環数を経て所定の閾値(いきち)に到達するかをリアルタイムで監視することを言います。
蛍光基を添加することにより、核酸が複製および転写されて、蛍光マークを含む新しいRNA鎖を形成します。蛍光の数量を記録することでウィルス核酸の濃度を決定することができます。
ウィルス核酸の濃度が高いほど、蛍光強度が高くなり、循環閾値CTが小さくなります。 CT値1は、核酸鎖が1回増幅されることを意味し、CT値2は、核酸鎖が2回増幅されることを意味します。

簡単な例を挙げると、1000メートルのトラックの異なるスタート地点から数人の異なるアスリートがスタートし、ゴールに向かって走ったとします。
アスリートが同じ速度で走った場合、ゴールを最初に通過するのはゴールに一番近いアスリートとなります。
二番目にゴールするアスリートは次にゴールに近いアスリートとなります。
ゴールは蛍光のしきい値であり、このしきい値に達すると反応は終了します。各アスリートのスタート地点は、各サンプルのウイルス濃度です。ウイルス濃度が高いほど、ウィルスが増幅し、蛍光しきい値に達するまでの時間が短くなります。アスリートが最後まで走るのにかかる時間はCT値であり、所要時間が短いほどゴールが近いことになり、それはサンプルが増幅される前のウイルス濃度が高いことを意味します。
したがって、CT値とウィルス量は反比例しています。CT値が高いほど、ウィルス量は少なく、CT値が低いほど、ウィルス量が多いと言うことです。

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